そして、失恋をする

「なんで、一周間しか生きれないの?」

僕は、疑問に思ったことを千夏に質問した。

「癌なの」

「え!」

さらっと言った千夏の言葉に一瞬、僕の聞き間違いかと思った。

「私、癌なんだ。だから、もうすぐ死ぬんだ」

けれど、もう一度言った千夏の言葉に、彼女が嘘でそんなことを言ってるようには思えなかった。

「そんな………」

震えた声で、僕はそう言った。

頭の中が一瞬でフリーズし、千夏ががん患者だなんて受け入れられなかった。

ーーーーーーだって彼女は、まだ僕と同じ十七歳ぐらいじゃないか。そんな年齢で、癌なんて………

千夏が癌だということが信じられず、僕は心の中で嘘であることを願った。

「嘘でしょ、癌なんて………」

「ほんとうだよ」

僕の質問に、千夏は笑顔を浮かべて言った。

さっきよりも本気さを感じる千夏の言い方に、辛く感じた。