そして、失恋をする

「好きなことをして過ごすかな。バイクを乗って過ごすとか、ゲームをして過ごすかな」

しばらく考えて修也が口にした言葉は、思ってたよりも普通だった。

「普通だな」

僕は、そっけなく言った。

「そうか。意外と、みんなそんなもんだろ。特に、男子は」

修也は、わずかに首をかたむけて答えた。

「逆に、陸はどう過ごすんだよ?」

「へぇ?」

「一周間しか生きれないとしたら、陸はどう過ごすんだよ?」

今度は修也が質問をして僕はふと、自分が一周間しか生きれないことを頭の中で想像した。

一周間で死ぬと言われても、特にやり残したこともなかった。死ぬのは怖かったけれど、天国にいる千春に会えるうれしさもあった。だから一周間しか生きることができなくても、それはそれでよかった。