楽しかった夏休みが終わって夏も終わりに近づいているせいか、夜になると街の気温は涼しく感じられた。昼間と違って、街を歩く人もほとんど見られなかった。東大路通通りを歩いていると、僕の瞳に八坂神社が見えた。
八坂神社は毎年、七月に行われる、祇園祭りで有名な神社だ。今から一ヶ月前もこの通りは人がいっぱいで、浴衣を着た女性たちが歩いていた光景や、夏の風物詩とも言える、夜店がたくさん並んでいた風景が目に浮かぶ。
「長いなぁ」
さっきから青に変わらない横断歩道で、僕は止まっていた。
この横断歩道を渡って、西に向かって十分ぐらい歩くと、千春が眠るお墓がある。千春が亡くなってもう、二年間もお墓参りを続けている。天国にいる千春はこんなしつこい男はもう嫌っているかもしれないが、ひとりになったりさびしくなると、なぜか、彼女に会いたくなる。
八坂神社は毎年、七月に行われる、祇園祭りで有名な神社だ。今から一ヶ月前もこの通りは人がいっぱいで、浴衣を着た女性たちが歩いていた光景や、夏の風物詩とも言える、夜店がたくさん並んでいた風景が目に浮かぶ。
「長いなぁ」
さっきから青に変わらない横断歩道で、僕は止まっていた。
この横断歩道を渡って、西に向かって十分ぐらい歩くと、千春が眠るお墓がある。千春が亡くなってもう、二年間もお墓参りを続けている。天国にいる千春はこんなしつこい男はもう嫌っているかもしれないが、ひとりになったりさびしくなると、なぜか、彼女に会いたくなる。


