突然、身を乗り出し俺の腕を掴むと真剣な目で訴えてきた



「もう黙れ」




冷たく言い捨てると八玖はしょんぼりと肩を落として黙って部屋から出て行った




やり場のない苛立ちに関係の無い八玖に当たった事が更にプライドを傷つけた



(もういいや、今日は寝る)




明日謝っていつもの様に過ごそう、女の事は後回しだと1人で考えながら眠りについた