君の隣でその白いドレスを着たくて







駅から海は割と近くて、歩いて10分かからないくらいで、浜辺に足を踏み入れることができた。

さっそく男女に分かれ、更衣室で水着に着替える。


・・・恥ずかしい。

てっきり佳奈とふたりだと思ってたから・・・。



「梨々ー。着替え終わったー?」



「・・・うん。」



そう返事をすると、いきなりカーテンが開く。



「おぉ!いいじゃん!」



「そうかな・・・?」



今まで水着といえば、スクール水着か、ラッシュガードを着ていたせいで、こんな水着を着ると、なんだかそわそわしてしまう。



「そうだよ!ほら、行こっ!」



佳奈に手を引かれ更衣室を出ると、先輩たちは既に着替えが終わっており、待ってくれていた。