「今日はありがとうございました。」 「いえいえ。 よければ家まで送っていきますよ。」 「いえ。図書館に自転車を置いているので。」 「じゃあ図書館まで送ります。」 「ありがとうございます。」 あたしは玉井さんに図書館まで送ってもらい、お金を返す約束をして、笑顔で別れた。 「よし。かーえろっと。」 美味しいものを食べてお腹いっぱいになったせいか、 あたしはなんだか満たされた気分で家に帰るのだった。