「そういえばさぁ~晴也と華、今日記念日でしょ?」



友達の゛松村 柊花゛が言ってきた言葉にハッとした



「あぁぁぁあ!!!!忘れてた……!!」



「え?!1年記念日を忘れるの?!」






焦っている私を見て柊花がびっくりしている
晴也との1年記念日を忘れるなんて…
自分でも最低だと思い涙目になる
涙を拭きながら晴也を見ると男友達と笑顔で話していた





「よかった…」






なぜよかったと言う言葉が出たのかわからないが笑顔でいる晴也を見て安心した




私を気にかけて柊花は晴也を呼んだ
こっちを見た晴也は私が泣いていることに気づいて急いで来る



「なんで泣いてる?!またなんかされたか?!」


パニックになったように問いかける




「違うよ、1年記念日今日なの忘れててショックうけてるんだよ」



とオブラートに包まず柊花は晴也に言う




なんだそんなことかと笑いながら大丈夫だよと晴也は私の頭を撫でる
それが少し照れくさくて顔が赤くなってしまう



「いつもありがとう、大好きです」


私は恥ずかしくて下を向きながら言った





すると晴也は少し照れたように笑いながら僕もだよとまた頭を撫で始めた