寵愛されてる姫



「おっはよー!」


「おはよ。」


話しかけてきてくれたのは
桜宮 木乃香(さくらみや このか)

私の唯一の親友


明るくて
面白くて
唯一私の過去を知っている友達。



ショートでふわふわした髪の毛
身長も私より低く
とても可愛い。



「今日バイクで来てなかった?郁人さん?」


「ううん。黒園?のひと。」



「はい!!?黒園!!?」



え、そんな驚くことなのかな?



「名前聞いたの?」


「ううん。あ、でも、相島っていうひとかな。私が男の人に声かけられた時にその男の人が相島って。」



「え、相島ってあの相島?」



え、どの相島?