寵愛されてる姫



「あのー、相島さんどこに行くんですか?」


電車に乗って1時間。
ずっと無言の状態だったけど
なんていうか、
落ち着くっていうか。。



「んー、秘密」


「秘密ですか」


「てか、その相島さんってやめろよ。
あと、その敬語も。」


「いや、だ、だって」


「蓮って呼んで」


「れ、蓮さん。」


名前呼ぶだけでドキドキするなんて
私おかしくなっちゃったかな。



「まぁいいや。着いた」


「ここって。。」


「まだ思い出さね?」


ドクンっ


懐かしい。
ここ来たことある。。
いや、、
住んでいたことがある。