「亜矢ーっヤバいって。入学式始まっちゃってるー」


ガラガラ…


「ねぇ?君何年?」

えっ…?あたし?


背がすらりと
高くて、

整った顔、

髪は金で

耳に2つピアスがついてる。


改造した制服を
着て・・・


ゆりあ はというと、

もう、目がハートになっちゃってる。


あたしは

こういう人が苦手。

あたしが
後ずさりすると、


ゆりあが

「一年ですっ。遅刻しちゃってぇー。」


さすが、ゆりあっ。

「俺も一年やねんけど、遅刻してもーたっ。一緒に行かん?」

「行こーっ」


うわ・・・最悪…

あたしは ずっと ゆりあ の後ろに隠れてた。


「ってか君ら名前おしえてやっ」

「あたしは、ゆりあだよっ。っでこの子が亜矢だよっ。ちなみに亜矢は男恐怖症だからっ。」