お迎えにやって来たのは、病室の前で盗み聞きしたときに聞いた名前の人だった。
「彼は剣持だ。秘書課の主任兼運転手をしてもらっている。退院の時は出張でいなかったから会うのは初めてだな」
剣持さんは副社長より二つ三つ年上に見えた。でも、シルバーのチタンフレームがとても良く似合う、副社長とはタイプの違う理知的なイケメンだった。
しかし……と改めて思う。この会社は顔面で社員を採用しているのだろうか? 会う人会う人、美男美女ばかりだ。そんなことを思っていたら――。
「お前、剣持に惚れたのか? 今、見惚れただろ」
「拓也様、これはどういうことでしょう?」
二人が同時に言葉を発した。
剣持氏の反応は至極当然だが、副社長は何を言っているのだ?
「コイツは山本奈々美。僕に怪我をさせた犯人だ」
確かに張本人だが、いつから犯罪者になったのだ?
「だから罪滅ぼしに世話をさせてやっている」
恩返しではなかったのか? 言い方が違うと物凄く悪いことをした人のようだ。まぁ、ある意味事実なのだが……。
「住み込みで、ですか……貴方の可愛い物好きには困ったものですね」
剣持さんが深い溜息を吐き、副社長の腕の中にいる瑞樹と私を交互に見ながら、フルフルと首を横に振る。
どうやら彼は事の成り行きを一瞬で理解したようだ。
「この小っちゃいのは瑞樹だ。超絶に可愛いだろう!」
「彼は剣持だ。秘書課の主任兼運転手をしてもらっている。退院の時は出張でいなかったから会うのは初めてだな」
剣持さんは副社長より二つ三つ年上に見えた。でも、シルバーのチタンフレームがとても良く似合う、副社長とはタイプの違う理知的なイケメンだった。
しかし……と改めて思う。この会社は顔面で社員を採用しているのだろうか? 会う人会う人、美男美女ばかりだ。そんなことを思っていたら――。
「お前、剣持に惚れたのか? 今、見惚れただろ」
「拓也様、これはどういうことでしょう?」
二人が同時に言葉を発した。
剣持氏の反応は至極当然だが、副社長は何を言っているのだ?
「コイツは山本奈々美。僕に怪我をさせた犯人だ」
確かに張本人だが、いつから犯罪者になったのだ?
「だから罪滅ぼしに世話をさせてやっている」
恩返しではなかったのか? 言い方が違うと物凄く悪いことをした人のようだ。まぁ、ある意味事実なのだが……。
「住み込みで、ですか……貴方の可愛い物好きには困ったものですね」
剣持さんが深い溜息を吐き、副社長の腕の中にいる瑞樹と私を交互に見ながら、フルフルと首を横に振る。
どうやら彼は事の成り行きを一瞬で理解したようだ。
「この小っちゃいのは瑞樹だ。超絶に可愛いだろう!」



