「真面目なら何か不都合でも?」」
だからだ、冷たい声が出る。
「聞こえたのか? 否、悪くないと思ってね」
意外な言葉にキョトンとする。
「褒めたのに、何だその顔は?」
今の褒め言葉だったの?
益々唖然とする。
「君は……山本奈々美だったな。奈々美は面白い奴だな」
いきなりファーストネーム。この人、女タラシ?
否、バイなら人タラシか。でも……。
「申し訳ございませんが、お世話は仕事の一環と考えておりますので、山本と苗字呼び下さい」
身分を偽る身だが名前は本物だ。できるだけ表に出したくない。
「ふーん、却下!」
「どどうしてですか?」
「君は僕に恩返しをするんだよね?」
まさか名前呼びも恩返しの一環だというのだろうか?
「だから僕が下した決定事項に逆らわないように!」
何と横暴な!
「最近退屈していたんだよね。周りがつまんない奴ばかりで」
副社長がニヤリと笑う。
「僕のことも名前呼びでいい」
「はいぃぃ!」
素っ頓狂な声が出る。
「拓也と呼んでくれ。これも決定事項だ」
何の罰ゲームだ! 意味が分からない。
「そっそそそ……」
「そんなことはできない……とは言わせない」
美しい笑みを浮かべた副社長が悪魔に見えた瞬間だった。
だからだ、冷たい声が出る。
「聞こえたのか? 否、悪くないと思ってね」
意外な言葉にキョトンとする。
「褒めたのに、何だその顔は?」
今の褒め言葉だったの?
益々唖然とする。
「君は……山本奈々美だったな。奈々美は面白い奴だな」
いきなりファーストネーム。この人、女タラシ?
否、バイなら人タラシか。でも……。
「申し訳ございませんが、お世話は仕事の一環と考えておりますので、山本と苗字呼び下さい」
身分を偽る身だが名前は本物だ。できるだけ表に出したくない。
「ふーん、却下!」
「どどうしてですか?」
「君は僕に恩返しをするんだよね?」
まさか名前呼びも恩返しの一環だというのだろうか?
「だから僕が下した決定事項に逆らわないように!」
何と横暴な!
「最近退屈していたんだよね。周りがつまんない奴ばかりで」
副社長がニヤリと笑う。
「僕のことも名前呼びでいい」
「はいぃぃ!」
素っ頓狂な声が出る。
「拓也と呼んでくれ。これも決定事項だ」
何の罰ゲームだ! 意味が分からない。
「そっそそそ……」
「そんなことはできない……とは言わせない」
美しい笑みを浮かべた副社長が悪魔に見えた瞬間だった。



