「でもね――」と桜子さんが言葉を続ける。
「瑞樹君の幸せを最優先に考えるのはいいことよ。でも、貴女自身の幸せは? 貴女が幸せそうに微笑んでこそ瑞樹君も心から幸せを感じるんじゃないかしら?」
桜子さんが柔らかく微笑む。
「だから、自分の幸せを蔑ろにしないで。キツイ言い方かもしれないけど、自分を幸せにできない人が他人を幸せにできるはずがない、と私は思うの。だから私は毎日ハッピーに暮らすことを目標に生きているのよ」
ふふふと悪戯っぽく笑う桜子さんは、本当に幸せそうだ。
私は幸せの順番を間違っていた?
「――自分を幸せにする……ですか?」
「そう、まず貴女自身を幸せにしてあげて」
私の幸せ……。
瑞樹を引き取った時から自分のことは後回しだった。だから、瑞樹が幸せそうに笑っている顔を見るのが私の幸せになっていた。
「あっ、でも誤解しないでね。子どもを蔑ろにしろと言っているんじゃないのよ。本当の母親でさえ、そこをはき違えて妻よりも母よりも女になっちゃって不倫に走っちゃう人がいるけど、そういう意味じゃないのよ」
「ええ、桜子さんの言いたいことは十分伝わっています」
未婚だし、彼氏もいない私に不倫を語る資格などないが……子どもを捨ててまで不倫に走っちゃう行為はいかがなモノかと思う。後々後悔するんじゃないのかな、と……。
「瑞樹君の幸せを最優先に考えるのはいいことよ。でも、貴女自身の幸せは? 貴女が幸せそうに微笑んでこそ瑞樹君も心から幸せを感じるんじゃないかしら?」
桜子さんが柔らかく微笑む。
「だから、自分の幸せを蔑ろにしないで。キツイ言い方かもしれないけど、自分を幸せにできない人が他人を幸せにできるはずがない、と私は思うの。だから私は毎日ハッピーに暮らすことを目標に生きているのよ」
ふふふと悪戯っぽく笑う桜子さんは、本当に幸せそうだ。
私は幸せの順番を間違っていた?
「――自分を幸せにする……ですか?」
「そう、まず貴女自身を幸せにしてあげて」
私の幸せ……。
瑞樹を引き取った時から自分のことは後回しだった。だから、瑞樹が幸せそうに笑っている顔を見るのが私の幸せになっていた。
「あっ、でも誤解しないでね。子どもを蔑ろにしろと言っているんじゃないのよ。本当の母親でさえ、そこをはき違えて妻よりも母よりも女になっちゃって不倫に走っちゃう人がいるけど、そういう意味じゃないのよ」
「ええ、桜子さんの言いたいことは十分伝わっています」
未婚だし、彼氏もいない私に不倫を語る資格などないが……子どもを捨ててまで不倫に走っちゃう行為はいかがなモノかと思う。後々後悔するんじゃないのかな、と……。



