「僕らは何がしたいんだ。」


どうして僕らはこう、
異性を求め、愛を求めるのだろうか。
そして、中には同性を求める者もいる。

だが、互いに愛を求めることには変わりはない。
なぜこんなにも人間は愛を求めるのだろうか。

愛なんてずっとずっと続くものではない。
いずれ終わりが来るなんて。
わかりきっている事じゃないか。

そうそうない。
そんな夢のような愛。

人は一本道を貫き通すことが難しいのだろう。
一見、簡単に聞こえるが、それはなかなか難しいことみたいだ。

一本道を通っている途中に、人間というものは生きている限りは欲が出てくる。
他の道を通りたくなったりもする。
寄り道をしたくなるものだ。

少し、少しだけならと
少しその道から外れた時。

もうその時には遅いんだ。

ほら、また終点につくことなく。
乗り換えしてしまった。

そして終わりが来た時。
悲しくて、苦しくて、辛くて。

恋愛というものはしていればしているほどそうなるなんて分かっているじゃないか。

なのにどうして分かっているのに関わらず自ら辛いことを選択肢しようとするのだ。

わからない。

わからない。

ほら、また愛を求める自分がいる。






「僕らは何がしたいんだ。」