〜そして本番の日〜

雫「緊張するー!私一字決まりと得意札を中心にとるよ!」

渉「僕は四字、五字決まりを中心に。大山札は晴人と僕が、二人とも囲ってとるよ。決まり字聞くまで注意だよ!」

晴人「おう!俺二、三中心な!雫が取りこぼした札俺がとる」

雫「その心配はいらないね!私が取るから!」

渉「じゃあ2人が取りこぼした札僕が拾うよ。」

雫晴人「(????^ω^)」


……。


先生「皆さん廊下に並んで下さい!茶道室に行きますよ」

生徒「はーい!」ざわざわ「出来んのか?負けたら嫌だなぁ」(サボれるー!やったぁ) (ちょっと楽しそうだなぁ)


雫(緊張してきたぁ…)

〜茶道室〜
先生「皆さんここに座ってください!今から15分間札の位置を覚えます!試合が始まったら静かにしてねー!」
生徒「はーい!」




〜15分後〜
クラスメイト「難波津にー咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花ー」

「きり」パンッぎりすー
雫晴渉「えっ?速っ先生!」
先生「3人とも頑張りなさい(・∀・)ニヤニヤ」

生徒「先生手加減しろよー!ずりーぞー!」

先生「ふっふっふ…」

雫「((╬⊙д⊙))次とるよ!晴人!渉!」

晴人 渉「おう!(うん!)」



クラスメイト「ころもかたしきーひとりかもーねむー…S シュッ!びしさにー。」

先生「…!?」

雫「やった!1枚取れた!!絶対勝つよ!」

生徒(速っ!何今の?ヤバ…)

晴人 渉「やっぱり一字決まりは凄い速いな(ね)…」

晴人「次はオレが取る。」

渉「負けない……ゴオオ」



クラスメイト「いずこもおなじー秋の夕暮れー……君がためー(ササッ)をパンッ!」

先生「おお!囲い手もできるの?!」

雫「ナイス渉!」

晴人「(・д・)チッ俺の方が外れたか…次は取るぞ!!!」

生徒(あいつらヤバ…なにあれ?)



クラスメイト「ながくもーがなとー思ひけるかなー……すみのえのー、」
雫(空札だ…)


晴人「雫…ちゃんと音が聞けてる…お手つきしないよう練習したんだな…」

雫「うん…!あ……たき送ります!」

先生「3人とも大会とかにも出てるの?」

雫晴渉「いいえ!まだ出てません。」

雫「私と晴人は先週はじめたんです!」

渉「僕は前の学校でやってました。」

先生「そうなのね!先生も若い頃頑張ってたわぁ。さぁ続けましょう」

雫晴渉「はいっ!」


クラスメイト……「ゆめの通ひ路ひとめよくーらんー…たき」パンッ

晴人「よしっ!雫!自分で送った札は狙っていけよ?」

雫「うん!ごめん!」

渉「ナイス晴人!」

先生(凄く青春だわぁ( ❁´ `❁ )先生感動だわー。)



ここから先生も連取をし試合は進んでいった。



雫(あと2枚!敵陣も2枚だ……よしっ!取るぞ!)



クラスメイト「しず心なくーはなのちるーらんー …スッ F」パンッ!

雫「ふ!とったー!やっと来た!」

晴人渉「速いな。」

生徒「よく集中力切れないなぁ…なんか凄いからずっと見てたけど。」
生徒「俺も…なんか凄いんだな…」
生徒「これ勝てるぞ!!頑張れ!」

雫「あと1枚だっ!!取るよ!」
晴人「おう! 」
渉「集中!」

クラスメイト「むべやまかぜをあらしというらん……わ」パンッ!すらるるー、





渉雫晴人「ありがとうございました!」

……最後の札は決まり字が短くなって わ で取れた…渉の取りだ。

先生「負けちゃったァー本当に強かったわ。では!ご褒美として感想文の評価を甘くしましょう!」


生徒「やったぁぁぁ!!」
キーンコーンカーンコーン

雫「勝てたよ…(;Д;)(;Д;)すっごい、楽しかったね!!」

晴人「なんか頑張った記憶しかないもんなぁ…楽しかった。てか!先生強すぎ!」

渉「そうだね(*'ω')僕達じゃなかったら評価辛くする気満々だったんだろうね」

雫「先生こっわ!!!(*´艸`)」

晴人「放課後学校でカルタするの。楽しかったな。」

雫渉「そうだね……」

雫「私ね…中学校でもカルタしたいなぁって思ったんだ。私こんなに熱くなれた事今までなかった……」

渉「僕も。続けようかな…」

晴人「俺も。勝つのは楽しいしな。」

雫「私!晴人より先にA級になる!」

渉「二人とも…続けたらなれるよきっと。僕も負けない
けど^^*」

晴人「何気に渉が1番負けず嫌いだよなw」

渉(・∀・)へ?

雫「あぁ!!ふわちゃんに報告しよう!勝ったよって!」

渉晴人「そうだな(ね)」





……。