情熱を知ったあの日。 〜競技かるた〜

〜放課後〜

雫「晴人!今日はふわちゃんと対戦だよ!読手は渉頼んでもいい?」

渉「いいよ」

晴人「来週先生と対戦するもんな!1枚も取らせない勢いで頑張るぞ!雫!渉!」

雫「もちろん!」

渉「先生強そうだよね」

雫「……でも頑張る!渉も居るし!」

晴人「あ、隣のクラス終わったぞふわちゃん迎えに行こうか」

雫「レッツゴー!!!ε≡≡ヘ(*`∀´*)ノ」

渉「相変わらず速いなあ…雫」

晴人「でも運動神経の代わりに頭の中スッカラカンだよな」

雫( >д<)、;'.・ ィクシッ
……。

雫「ふ・わ・ちやぁぁあぁぁん茶道室いっこー!!」

優「…またね! あ雫ちゃん!もちろん!一緒に行きましょう!」



……




晴人 雫「よろしくお願いします。」

難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春べと 咲くやこの花〜


渉「いに」パンッ!

優愛「晴人さん上達が速いですね!私なんてまだまだ…」

晴人「でも反応できてたよふわちゃん!俺も来週。感想文とかもかかってるしね(*'ω')」

雫「ホントだー、早くなってる!いつの間に?ずるいぞー晴人!」

渉「はいはい。次読むから静かにねー…みち」パンッ

晴人「よし自陣守った!」

……。

渉「けふ九重に匂ひぬるがなーみよ」パンッ

雫 渉「おぉ!またふわちゃん敵陣抜いたー!」

渉「ふ」パンッ

渉「今のはセイムだねセイムは自陣の取りで晴人かな…」

優愛晴人「ありがとうございました。」

晴人「ふわちゃんなんか上手くなってる!」

優愛「少しでも相手になるよう練習したんです…皆に追いつきたいし…楽しかったので…負けちゃいましたけど…」

雫「(ジーン)ふわちゃんも晴人も頑張ってる。私も頑張らなきゃ3人に置いてかれちゃう…」

渉「ふわちゃん頑張ったんだね…」


晴人「皆カルタを好きでいて嬉しいって思うのはさ。俺もカルタ好きになったからかな。」

雫「うん…私もね渉とカルタをして皆がカルタをしてくれて、すっごくね……もっともっとやりたいって思ったんだ。最初は学校で大会とか先生との対戦があるから少し興味があったくらいだったのに…」

優愛「私だけ他のクラスだったのが残念ですけど…こうやって一緒に出来て本当に嬉しいです」

渉「僕前の小学校でもやってたけど、ここでカルタ友達こんなに出来るとは思わなかった。楽しいよ!すごく。」

晴人「もっと練習して先生とクラスのヤツら驚かせてやろーぜ?」

優愛「ふふっ見てみたいですっ私は来月のかるた大会で皆と対戦出来るくらいまで練習しますっ!」

雫「頑張るぞぉ!おーーー!」

晴 渉 優「おーーー!」



……