亜美side


ブラウスを捲り上げられた気がして目が覚めた。



私の汚い体を見られないように、長袖ではもう少し過ごしずらい5月にもなって、私のブラウスは長袖。


目を開けると、みんなの驚く顔。



あぁ見られちゃった。



ホントに、ホントに、もう終わりかな?



涙が溢れてきた。



人ってこんなに泣けるんだって驚くくらい。



刃物で切りつけられたあと。


打撲のあと。


タバコを押し付けられたあと。


アイロンを押し付けられたあと。



………包丁で刺されたあと。
これは、二日前のもの。
包帯に血がにじんでる。


ガラガラガラ

入ってきたのは、雷蝶のメンバー

あ、今日から転校だったっけ。


由輝「零蝶から離れろ」

蒼磨「お前ら流星だろ?なんも知らねぇくせに、そいつの心の闇にずかずか入り込んでくんな。」

夢愛「こんなこったろうとは思ってたけど、マジでちゃんと倉庫にも、顔出せよな零蝶」

星亜「もう、お願いだから、関わらないで。この子は、零蝶はあんたたちみたいな雑魚と一緒にいちゃダメなの。」



案の定みんなビックリ。


だっていきなり、雷蝶の幹部勢揃いしたら驚くよね。


雷蝶の幹部5人
「零蝶、帰ろ」


「ちょっと待って。私ね、大切な人、雷蝶以外で大切な人、初めてできたよ。だから、もうこれで終わりだとしても、私の全部、知ってほしい。だから、見守って?お願い、」


雷蝶の幹部5人
「突き放されて、傷ついたとしても、俺らが(私が)いるから。頑張れ亜美。」


私は、笑顔で、頷き、全部、全部話した。




みんな、私のコトをずっと見つめながら、最後までちゃんと聞いてくれた。


「今までありがとう。もっといっぱい一緒にいたかったよ。」



そういって、帰ろうと扉に手をかけたとき、