学校に入ると涼しかった。



少し汗ばんだのでパタパタしながら教室に入った。




真央「おはよー」


玲「おはよー」



「おはよー」


二人が目を見開いた。



そしてうなずきあった、




「どうかした?」



無言で腕を捕まれ、女子トイレに連行。




廊下を歩いていると、男子生徒が鼻血を出していく。








「どうしたんだろうね?
今日暑いけど、鼻血出すほど暑くなくない?」




二人は私を隠すようにして歩いている。




トイレにつくと鬼の形相の二人。




真央「あなた朝なんかこぼした?」



「うん、ジュースこぼした。」


玲「それでどうしたの?」



「水で洗ったよ?何で?」




二人「ハァァァァァァ。」



玲「鏡見てみ?」




言われた通り鏡を見ると、そこには濡れたブラウスが透けて丸見えのピンクレースのブラジャー。




あヤバイ。




真央「やっと気づいた?」




「あははは…」



二人「どんだけばかなのっ?」



「ゴメンナサイッ」




真央「乾かすよ。」




玲「はい。真央貸したげる。」




私はドライヤーで乾かされた。



「ありがとう。」





(あんたのせいで今ごろ廊下は血だらけよっ!)


私はぜんっぜん気づいてなかったんだけどね?