4人side


何で編入までさせるか俺らにはわかってた。

そして、俺らも編入する気しかなかった。


亜美の家族を、亜美自身を壊した族を潰すため。


俺らも族だと思ってた。


でも違った。



その相手は、世界No.5の組斎藤組だったんだ。



当然ながら、族と、組は違う。



だから世界レベルの組と同盟を俺らは次々と組んでいる。


世界No.3 月光

世界No.4 愛蘭

世界No.5 鬼龍

だ。

事情を話すと、快く同盟を結んでくれた。


だけどNo.2の族流星には簡単には手を出せなかった。

理由は実力がほぼ互角だから。

もうひとつは、闇人と呼ばれる総長がいるから。


冷酷非道と言われている。


だから迂闊に手を出せない。

そんな族の総長と、同じ学校になれば、同盟を組んでもらえるかも知れない。





あ、あとぜんっぜん話変わるけど、


俺らは亜美のことが好きだ。