カクテル紅茶館の事件簿録


「拾い物じゃないって?」

「大丈夫。

これはちゃんと理由があって僕の手元にあるんだ。

安心してよ」

「翔ちゃんみたいな?」

「あー、あれは極たまにだよ。

まあ、翔の時は相手がこどもだったしねえー」

「ヌイのそれってさ、ボランティアか何かなの?」

ガシャン!

私の問いかけにヌイはカップに掛けた指を滑らせる。

「あっぶなぁ。もぉ、タマちゃん気をつけてよね」

「え?私?」

「そうだよ?

ボランティアってなんだか語弊があるもの」