ブツクサ言いながらもカップに手を伸ばすあたり翔ちゃんもヌイの頑なさを実感しているのだろう。 それからしばらくの間、私たちはティータイムを楽しんだ。 ヌイは窓の外をぼうっと見つめていた。 私と翔ちゃんはお互いの学校生活について思いつくままにお喋りをくりかえした。 ポロンポロン。 そうして一杯目のお茶が終わりかけた頃、ヌイの予言通り紅茶館の扉が開いた。 「は?」 真っ先に声を発したのは訪問者でも店主でもなく翔ちゃんだ。