カクテル紅茶館の事件簿録


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それから三日はなんの変化もなくすぎていった。

ヌイは鼻歌を奏でながら店の手入れをしていた。

私はあいも変わらずここへ来てはただぼうっとした。

時折、絶妙なタイミングで運ばれてくる気分にピッタリとハマるブレンドの紅茶に舌鼓を打ちながら。

もちろんその間の訪問者はゼロ。

時たま通る人影はこの店を気にかける様子もなく通り過ぎていく。

ボールの少年も結局あれからここを訪ねてくることはなかった。