「その子、縫一(ヌイ)の彼女?」 突然、後ろから声がした。 その聞こえてきた声に私は反射的に振り返る。 そしてその声の主を確認してからヌイを振り返った。 「ふふ。振り返りたくもないわよね。ごめんなさい。 こんな所で会うのなんて初めてだったからもしかして会いに来てくれたのかなって勘違いしちゃった」 この人は間違いなくヌイのお母さんだろう。 ヌイが会いたかった人。 ヌイが苦手だった人。 そして、ヌイが大好きだった人。