ヌイのお母さんが住んでいる場所はカクテル喫茶店からそう遠くない場所だった。 まず私たちはカクテル喫茶店を出て駅へ向かった。 切符を買って電車に乗った。 それからいくつか電車を乗り換えた。 だけどそれは線路が入り組んでいるからってだけでトータルの時間はそんな長くない一時間半やそこらだった。 しかもそのほとんどは乗り換え時に発生する待ち時間だった。 「なんか拍子抜けだよね」 ヌイは眉を下げて笑う。 「案外近くにいたんだね」 私はそれに目を細めて答える。