カクテル紅茶館の事件簿録


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「さむっ」

朝九時。

朝ごはんの洗い物までを済ませてから家を出た。

空には雲に隠れながらも太陽がいて、見ただけなら暖かそうな日だった。

だけどいまは冬。

太陽がその存在を目一杯にアピールしても寒い日が続いている。

寒さに落とした視線を前へ向ける。

そこには『めちゃくちゃ快晴!』と言えるほどではないけれど、程よく降り注ぐ陽の光に照らされた昨日までと同じ光景が広がっていた。