「お!今日は瑤が作ってるのか」 ちょうど最後のお味噌汁にお味噌を溶かしているタイミングでお父さんが起きてきた。 「いつもお母さんに甘えっぱなしだからね! たまにはお父さんも家事しなきゃだよ!」 自分だって今日が初めてのくせにって言うのは棚に上げて小言を言ってしまう。 でもここまでの道のりはそれくらい大変だった。 だし巻き玉子はうまく巻けないし。 お魚は焦がしてしまうし。 お浸しはクタクタになった。 唯一スムーズに作れたのはお味噌汁だけという悲惨さだ。