本当に、そんなのめちゃくちゃお安い御用だ。

「先ずは何から協力できる?」

「ふふ」

私の申し出にヌイは柔らかく目を細めて笑いを零す。

「たまちゃん、ありがとう。でもそれは明日にしようか。

ほら、今日はもうこんな時間だ」

そう言って上を見上げるヌイを追って空を見る。

そこにはもうオレンジは殆どなくて、代わりに黄色いキラキラが認識できるようになっていた。