「だけどそもそもが宝物ならどうして持ち主たちはそれを手放したんだろうって。
どうしていま現在このお店に保管されてるんだろうって。
宝物なら大切に守っとけよって。
だけどそれを持ち主に返す手伝いをする内に気付かされたんだ。
どれだけ大切な宝物でも手放してしまう時があるんだなって。
だけど本当に大切なものは無くしてしまわない限り必ず手元に戻ってくるって。
実際にそう言う場面を見てて思ったんだ。
母さんが居なくなったのは寂しいけど、僕がなくさなければまた会える。
だったらこの寂しさと一緒に待ち続けようって」


