カクテル紅茶館の事件簿録


いつのまにか……、と言うかまあ最初から傍観者でしかない私はいまや腕組みをし、目を瞑り、首を縦に振って頷いている。

「僕がいかれてるかどうかは置いといて、そうだなー。

君にはこの店のアシスタントでもしてもらおうか」

「はあああ?」

「うん?まだ英語は難しかった?

アシスタントって言うのはだね?」

「そっこじゃねぇよ!

残念、俺まだ子供だからさー働くのは法的にNGなんだよねー」

なんだろう。

この少年の言葉には所々に物騒な単語が登場してくる。