「うん。 葵が来てからのヌイは『助けて』って言っているみたいで見ていて辛いの。 だけど自信がなくてなかなか切り出せなかった。ごめんね。 だけどもう決めたから。私はヌイを助けたい。 いままでの分を返したい」 ヌイは視線を葵に移して黙り込む。 無音のその時間は永遠にも感じられるほど長く感じた。 その沈黙の間、私はヌイが口を開くのを静かに待った。 「葵はさ」 保たれた沈黙を守るかのように小さな声でヌイは言葉を紡ぐ。