カクテル紅茶館の事件簿録


「そんなの!」

あれ?

本当だ。

どうして私はこんなにクルクルしてるんだろう?

「じゃあ行こうか」

「へ?待ち合わせは?」

「何言ってるの?僕が待ってたのはタマちゃんだよ?」

「え?」

状況を把握しきれていない私を優しい笑みで見つめながら、ヌイは私の手を引いて歩きだす。

びっくりしたけど繋がった手のひらから伝わる温度がとても心地よくて、私はそのままヌイについて歩いた。