カクテル紅茶館の事件簿録


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今日はいい天気だなぁ。

雲が少ないから日差しが届いて窓際のこの場所は暖かい。

「あなたは初めましての方よね」

手持ち無沙汰に窓の外を眺めていると織原先生が紙コップを持って戻ってきた。

「はい。初めてです」

「ふふ。そんなかしこまらないで?

取り敢えず温かいお茶でもどうぞ」

織原先生はそのイメージ通り、柔らかな物腰で私の訪問を受け入れてくれる。