カクテル紅茶館の事件簿録


行こうと言ったのはヌイなのに、当の本人は一向に腰を上げる気配がない。

「お代わりは嬉しいけどそんな時間ないんじゃない?

後三十分もすれば図書室の開放時間も終わっちゃうよ?」

ヌイは知らないかもだから情報提供をする。

うちの学校は受験生の為にいまは遅くまで図書室を開放している。

が、もちろん無限なわけじゃない。

念のためにもう一度時計を確認してみるが多く見積もっても後数十分で開放時間も終わってしまう。

「だからお代わりを勧めたんじゃない。

図書室の開放が終わった方が都合がいいんだ。ね?飲むでしょ?」

ヌイはわざとなのか敢えてなのかなかなかその理由を話してくれない。