え? 生徒である私でも全くと言っていいほど持ち主について検討がつかないのに、どうして部外者であるヌイにこんな短時間で特定できちゃうの? 「もしかしてどこかに名前が書いてあった?」 可能性としてはそれが一番妥当だ。 私は書いてある内容に嫌気がさして中をきちんと見ていない。 それに対してヌイは何か宝物でも探すみたいに真剣にチェックしていた。 「ん?名前はなかったと思うよ?」 「じゃあなんで?」 私の推理はヌイによって即座にかき消える。