ーーー 「お前は誰だ?」 わざわざ来てくれた少女に、ギターの男は不機嫌に問いかけた。 まあ仕方ない。 歩き出した少女は迷うことなくヌイたちの前で立ち止まった。 そこまではいい。 が、そのあと少女が発した言葉がなんとも上手くなかった。 『底辺てどんな気分?』 少女がどんな意味を込めてそんなことを言ったのかは測りかねる。 だけどそれは誰が聞いても蔑み以外の何者でもないものだった。