カクテル紅茶館の事件簿録


ふーん。

そっか。

ヌイは楽しんでるのか。

今更イヤイヤなんだろうなとは思ってなかったけど、改めて『楽しい』の言葉を聞けてホッとした。

「ほらほら、冷めちゃう前に飲もうよ。

この茶葉は苦味が少ないのもおススメポイントなんだ。

時間が経ったら勿体無いよ」

ヌイは一口お茶を含むと一度立ち上がり、手に焼き菓子を持って戻ってきた。

目の前に置かれた焼き菓子が乗せられたお皿には、チョコペンで『お疲れ様』の一言が添えられていた。