俺らの本

お互い距離感を保ちながら、保健室へたどり着くと、養護教諭の三代(みしろ)先生が驚きながら俺らを見る。


「あらあら~!白末君、コバさん以外の女子と友だちなのね~。」


「いや、別に。それより湿布3枚ください。」


「はいはい。」


そう言って、奥へ消えた先生を見ていると、近くにいたキーホルダー女が不思議そうな顔をして見ていた。