三角チェリッシュ㊤

けんとの手あったかいな。



このままづっとつないでいたい。



そんな気持ちだった。



_ガチャ_



「ただいま。」



「母さん、ちょっとかりんの家電話する。」



「あら?かりんちゃん?」



「どうしたの?」



心配そうに言ってくれるけんとのお母さん。



「まいいから、ほら。かりん。」



けんとの手に白い受話器


「もうかけてあっから。」