この涙が枯れるまで








春はサッカー部で、2年生なのに、先輩を差し置いてキャプテンをしている。






春もなかなかすごい。








2人は、私の憧れだ。








私は、このふたりがいるから、死なないのかもしれない。









「ねぇ、渚?」





音葉がいきなり口を開いた。




「なに?」





私も鬼じゃないので、返事をしてあげる。






「まだ、学校来る気になれない・・・?」







音葉は、私が学校に行かなくなってからも、こうして声をかけてくれる。







前までは、すごくイライラしたけど、今はそんなこと思わない。






音葉の優しさなんだ。