この涙が枯れるまで


「牙龍だっつってんだよ。」

牙龍か……。


俺の後輩じゃねぇか。


え、俺可愛い後輩達に毒吐いてたの?


情けないとか言ったの?


うわー、ないわ俺。


サイテーだわ。


今更態度変えるとかも出来ねぇし。


ごめんよ可愛い後輩達。


俺は何年か前、牙龍で総長してた。


三代目総長。それはそれは大きな役目だった。


先代からのプレッシャー。部下達からの期待。


答えなきゃならねぇ。とてつもない重圧の中で生活してきた。


地獄だった。夢にまで見た総長が、こんなに大変なんて思わなかった。