この涙が枯れるまで


(若いって、ほんとに羨ましいよな…)


しみじみとそんなことを思っていたら、さっきのやつが口を開いた。


「……だよ。」


まて。俺が難聴なだけなのか?

それとも、こいつの声がちいせぇのか。


いや、こいつのせいにしよう。


「あ?もっとでけぇ声出せよ。ちっとも聞こえやしねぇ。」


少々殺気をもった声で話してしまった。


いかんいかん。おれはもうヤンキーじゃねぇんだ。


ちっとこちらに聞こえるように大きな舌打ちをして、もう一度口を開いた。