この涙が枯れるまで



「おい。お前ら。」


疲れきっていて、俺が近ずいて来るのに気づかなかったらしく、俺が声をかけた瞬間、鬼のような目でこちらを睨み付けてきた。


警戒されてんなぁ。まぁ、当たり前か。


警戒しない方が馬鹿だ。


「負けたのか、情けねぇ。」

そう言うと、全身全霊の殺気がこちらに向けられているのが分かる。


こいつらの殺気はちっとも怖くねぇ。

丸すぎんだよ。色が淡すぎる。


これじゃ勝てるもんも勝てねぇよ。