この涙が枯れるまで


私の声を聞くと、村田さんはゆっくりと口を開き、話し始めた。


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村田side


1年前


「村田〜、そろそろ店閉めるぞー」

この頃は、俺と岡ふたりで店をしていた。

そのせいなのか、店を閉めるのが早かった。


今日も客は少なく、もう少しで潰れるんじゃないか。そう思った。


でも、岡の夢。壊したくはなかった。


そんなことばかり考えてた。


「おう、でも俺、明日の仕込みしなくちゃいけねぇから、残るわ。」


岡に目線だけ向けて、詫びを入れた。


岡は気持ちわりぃ顔で笑いながら、


「じゃあ俺も残りますよ〜、村田さん。」

「勝手にしろ」