この涙が枯れるまで



《2人の過去が知りたいです》


なんて思い切った質問をしたんだ。


けどもし、もしも、私を変えるヒントになるなら。


音葉も春も、私が変わることを望んでいる。


2人がそう望むのであれば、

私はきっと、なんだってできる。

きっとね。


「だってさ。話してあげたら?」

岡さんがニコニコしながら村田さんを見る。


村田さんは半分呆れている様子だ。

「別にいいけどさ……」

一旦手を止めてこちらを見る。

「お願いします」
「話してもいいけど、閉店後にね。」

その言葉を放ってから、村田さんは料理に戻った。