この涙が枯れるまで


「まるで捨て猫のような表現をしますね。拾うって。」




岡さんは微笑んだ。



「まぁそうだねー。村田はすごい表現しかしないからなぁ。」




「笑っちゃうよね、」と言いながら頭を掻いている。



なるほど、2人には過去があって、ああなる前の2人も村田さんと岡さんは知ってるんだ。



2人とも、何かの悩みを抱えて、ここに来たんだろうか。



なにか、ガラッと自分自身を変えてしまうような出来事が起こったのだろうか。



変な好奇心が私を襲った。



聞きたい。




聞いてどうする。聞いたとして、私が変われるかどうかなんて分からない。