この涙が枯れるまで



「ほら、俺に隠れてないで、挨拶。大丈夫だよ。いい人だから。」




背中をポンっと優しく押して、私を前に出した。





目の前の人にすごく見られている。







こういうのは、あんまり慣れてないけど、2人が見ててくれるんだもん。


頑張らなくちゃ。







「一戸 渚…です、よろしくお願いします、奏…さん?」





奏っていう人の顔がパァっと明るくなった。








「あぁ!この子が渚ちゃんか!春と音葉ちゃんから話は聞いてるよー、噂通り可愛いね」






「僕の名前は奏!ここのバイトです!よろしくね!」