この涙が枯れるまで




春が来るまで時間があったから、2人で話して過ごした。







やっと春が来る時間になった。







ピンポーンとチャイムの音がして、階段を上がって来る音がする。





春は時間通りに来る。






律儀。





「よぉ渚。あと10分くらいしたら出るぞー」





そして、私をみた春は、動きを止めて、その場にピタリと固まった。




10秒くらいだろうか。





じーっとこちらを見ている。




「なんか、新鮮だな。可愛い。」

「でしょー♡」