この涙が枯れるまで


視線が痛いって、このことを言うんだね。


1ミリも動かない春に、逆に尊敬してしまいそう。


私は沈黙に耐えられず、話しかけてみる。


「何しに来たの?どうかした?」
「手伝いに来たんだよ。お前零しそうだから。」


そうならそうと早く言えばいいのに。


そんな事を言っても無駄なので、私は何も言わずにお盆を春に預けた。


「ありがとう。」
「おー。」

いつものそっけない返事。


春はそそくさと歩いていってしまったので、私は春を追いかけて歩いた。