この涙が枯れるまで


びっくりして後ろを振り返ると、壁に寄りかかっている春がいた。


絵になるなぁ。じゃなくて。


何しに来たんだろ。


「ありがとう。もう少しで溢れてた。」

「おー。」


春はさっきから、動こうとしない。


それに、話そうともしない。


だから私は無視してまた作業を続ける事にした。


1分くらい経っただろうか。


沈黙のまま、私の作業は終わってしまった。


春はほんとに何しに来たのか。

まだじーっと私を見つめている。