この涙が枯れるまで


私は一体何をしているんだ。


そう思うけれど、手は止められないでいた。

ずっと、手がジンジン痛んでも、文字を打ち込む指がどれだけ疲れようと、私は物語を書くのを辞めなかった。


過去の栄光はもう埃をかぶり、箱の奥底に沈んでいる。

今の私は、世界の隅でうずくまっていればいいの。


こうやって、理想の物語だけ繕っていればいい。


それで私は満足。

ハッとして集中力が切れて、私は時計を見た。

(12時…。集中力切れて正解かな。)